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アラムナイ活動及び研修レポート

TJUでの実習レポート

河合弘幸

 2012年3月25日から5日間、野口医学研究所が主催するThomas Jefferson UniversityでのClinical Skills Programに参加する機会を与えて頂きました。私は海外での病院実習どころか、海外に行ったこともほとんどなく、英語面での不安が強かったのですが、皆さんのおかげでこの一週間をなんとか無事に乗り切ることができました。このプログラムに応募したのは、米国の臨床、そして医学教育の現場を自分の目で見て、体験してみたいと思ったからです。ちょうど日本での実習を一通り終えた時期であったため、米国の臨床現場に触れ、日米の違いをみることの出来る絶好の機会となりました。実習内容は、Emergency Medicine、Internal MedicineのInpatient Rounds、Pediatrics、Family MedicineのOutpatient見学、そしてSkills and Simulation Centerでの心音、身体所見、心電図の講義、シュミレーターを用いた手技の実習です。また、ボランティアの学生が中心となり無償で診察をするJeffHopeにも参加させてもらいました。どの実習も非常に有意義なもので、多くの貴重な経験をすることが出来ました。
 この実習の中で最も印象的だったことは、現地の学生の臨床能力の高さです。米国の医学生は医療チームの一員として認められており、医師と共に患者さんの治療にあたっていました。彼らはまるで日本の初期研修医のように病棟内で働いており、上級医の指導を受け、実際に患者さんへの問診・身体診察、指導医へのプレゼンを行い、治療計画を立てていました。また、カンファレンスでは学生が積極的にディスカッションに加わる姿もよく見かけ、非常に実践的な実習をしているように感じました。日本での実習は指導医の後ろに付いて見学することが多く、患者さんの担当をすることはありましたが、せいぜい現病歴、身体所見などをカンファレンスでプレゼンする程度です。また、JeffHopeでは上級生(M3、M4)と下級生(M1、M2)とでチームを作り、ホームレスの方々の診察にあたりました。まず、下級生が診察をし、上級生がそのフォローをするといった形式で、医師の許可が必要ですが薬の処方まで行うことができます。ここでは学生同士で教えあうというといった環境が根付いており、私も実際に診察をさせて頂き、非常に多くのことを学べました。こういった積極的に参加できる環境があるからこそ、医学生への教育が充実したものになっているのだと感じました。
 Skills and Simulation Centerでのシュミレーション教育の充実さには目を見張るものがありました。私の大学にも最近似たようなシュミレーションセンターがあり、よく利用しているのですが、トーマス・ジェファーソンのそれは規模が全く違いました。各手技のシュミレーターはもちろん、外部からの視聴、録画が可能な診察室、実際の現場をリアルに再現した病棟、手術室、訪問家庭もあり、非常に驚かされました。現地の学生(M2)の身体所見の講義に参加しましたが、日本では習ったことのないような講義であったため、とても新鮮で楽しむことが出来ました。現地の医学生は、実習の始まる前からみっちりとトレーニングを積んで準備をしているようで、日本の大学ももっと見習うべきだと感じました。
 今回、日本から派遣された研修生は皆優秀で熱意にあふれており、とてもいい刺激を受けました。夜な夜なお互いの夢を語りあったことは忘れられません。彼らと出逢えたことは、私にとって何よりの財産となりました。
最後に、このような素晴らしい機会を与えて下さった野口医学研究所の先生方、スタッフの皆様、現地でお世話になったThomas Jefferson Universityの皆様に心よりお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
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