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アラムナイ活動及び研修レポート

TJUでの実習レポート

宮下 真美子

今回、2012年3月26日から3月30日まで、米国のThomas Jefferson UniversityにてClinical Skills Programに参加させていただきました。プログラムの内容は、入院患者の回診、救急医療、family medicineの外来診察、小児科の外来診察といった院内の見学、さらには模擬患者を診察するOSCEも経験させていただきました。実習でお世話になった先生方はみなさん優しく、また多くのことを教えていただきました。私は英語は得意ではありませんでしたが、すべての実習日程に楽しく取り組むことができました。ここでは実習に参加して感じたこと、気づいたことを記します。
 日本でよく、米国の医療は進んでいる、ということを耳にしていました。実際にみて、確かに進んでいると感じたものもいくつかありましたが、診察において医師が患者の病気をどう捉えるか、どのように治療するか、といった内容に関しては違いはないようです。おそらく医療の本質のようなものはどこに行っても変わらないのだと感じました。
今回の実習では、現地の医学生と意見を交わす機会もいただきました。私は米国の医学部の制度について知識が浅かったのですが、実際に会話し、また実習で同席することにより、米国と日本の医学生の違いについて考えることができました。気付いたこととしては、似ているものと異なるものもの両方がありました。似ていると感じたものは、現地の医学生が医療現場において興味をもつもの、および苦手とする知識や手技でした。
  一方で、Raft debateとhomeless shelter clinicを見学したことで、米国と日本の大きな違いを感じました。Raft debateでは数名の医師が、自身の専門科がいかに社会にとって有用か、をプレゼンテーションし投票により勝者が決まります。今回参加させていただいた会では、産婦人科、family medicine、神経科、hospitalistの4人の先生方が演者でした。演説はとても楽しい内容で、始終和やかでかつ活気ある雰囲気でした。米国と比べると、日本ではプレゼンテーションに関する指導があまり重要視されていないように感じます。実際、日本の学生の多くはプレゼンテーションが苦手ですし、また先生側も得意ではないように感じます。
 Shelterの見学は、私にとって非常に価値ある経験でした。Shelterでは、レジデントの指導のもと医学生がホームレスの方々の診察や健康相談を行います。医学生の病院実習は、多くは医師の診察を見学することです。このShelterでの制度では、医学生が実際に診察を行う機会が与えられ、かつホームレスの方々に医療を提供するという点で、素晴らしい制度だと思いますが、日本ではこのような制度を聞いたことがありません。
 今回の実習は私にとってとても有意義なものでしたが、ひとつだけ残念だったことが、自身の英語の能力不足です。同じプログラムに参加した研修仲間はみな円滑に英語でコミュニケーションしているようで、落ち込むこともありました。しかし、現地でお会いした多くの先生方から積極的に取り組むよう励ましていただき、また米国留学へのアドバイスをたくさんいただきました。このように多くの支援により、最後まで意欲的に取り組むことができました。
 概して、今回の実習はとても貴重で、素晴らしく楽しい経験でもありました。この経験は将来の展望に大きな影響を与えてくれましたし、素晴らしい出会いがありました。浅野先生をはじめとする野口医学研究所のスタッフのみなさま、Thomas Jefferson Universityのみなさま、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
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