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アラムナイ活動及び研修レポート

UHでの実習レポート

山田絵里香


 2011年3月に参加させていただいたJABSOM(the John A.Burns School of medicine)のClinical Reasoning Workshopのプログラムについてのまとめを述べていきたいと思う。
 まず、プログラムでは的確な診断のための臨床推論法を学んだ。特に問診と身体所見のとり方について重点がおかれていた。まず全体で講義があり、先生が患者役になってくださり皆で質問して診断していくシュミレーションをした。その後グループに分かれてハワイ大学の学生も交えて医学生同士で問診の練習を重ねた。またJABSOMの講師の元で身体所見のとり方を、項目別に診察台を使って練習した。模擬患者(JABSOMの学生)さんに協力していただき、病室で制限時間をも設けて練習をした。その様子は録画されていて、まとめとしてグループ内でビデオレビューをして良いところと直した方がよいところを中心に意見を交換した。希望者は後でクラス全体でのレビューのときに代表して意見をもらえていた。客観的に自分の問診の様子を見る機会は、なぜか日本ではあまりないのでとても貴重であった。英語で問診をとることは、以前に聖路加のワークショップに参加したため初めてではなかったが、やはり緊張した。絶えず練習することが大事だと痛感し、回数を重ねるごとに自分の中で新たな発見や反省点、学びがあった。これは客観視する機会なくしてはできないことだと思うので日本の医学教育でももっと時間を割いて取り入れたらいいのにと思う。研修を終えてみて、米国の学生と日本学生の違いも感じた。彼らはまず、問診を一年生から取ることができ、そしてSPになりきることができる。また臨床的知識が豊富である。アメリカの医学部3、4年生は日本の研修医1、2年のレベルに相当するのではと思う。これは能力の差というよりは臨床推論を学ぶシステムがあるかないかの差だと感じた。講師の元で系統立った方法を学んで練習し、また自分の診察している様子を客観的に復習するということを学生の間に練習できる環境は素晴らしいと思う。
 また、研修中は授業時間以外にも本当にたくさんのことを学んだ。一番の実りは他大学の様々な学年の友人ができたことだ。普段の勉強の仕方や教材、ノートの取り方などを教え合ったり、また将来どんなことに取り組みたいか、そのためには今何をしているか、すべきかを話し合ったりアドバイスをもらったりした。学年を問わず明確なビジョンをもった学生がたくさんいて刺激を受けた。それから、ワークショプ中に何回か出た意見だが、特に野口医学研究所の試験をパスしてきた学生は知識も豊富でパッションがあり、学ぶ事が多かったと思う。ハワイで仲良くなった学生達とは今も頻繁に連絡を取り合い、将来の進路についての情報交換をしたり、興味のある人たちで勉強会を立ち上げてUSMLEの問題を使って勉強している。それ以外にもっと大人数でワークショップ参加者以外の学生や大学で先生をお招きして勉強会を開いている友人もいる。また勉強会でなくともワークショップに参加したメンバーでの懇親会が開かれたりする。つながりが強く、未だにハワイでの思いで話に花が咲き、話題が尽きない。すべてこのプログラムに参加していなかったら、なかった出会いである。貴財団の先生方やスタッフの皆様、そしてJABSOMの先生方や学生達、また一緒にワークショップを経験した大切な仲間達すべての人に感謝している。この研修で学んだことを忘れないよう復習を続けてそして今後の勉強に活かして、何事も積極的に取り組み勉学に励む所存である。

 

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