野口医学研究所
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NOGUCHI NEWS LETTER

Vol.5  2006.9
 
理事新任挨拶
 はじめは先が闇のようだった。が、今は先が見えてきた。しかも、明るい希望が見えてきている。
 野口との出会い、今、そして将来。
 野口が設立されてまだ5−6年のころ(確か1989年)、どちらかというと暗い街(当時、研修医をしていたので、明るい昼間の街を見ることは稀だった)フィラデルフィアで、野口の会員になるよう頼まれた(いったいどこで私のことを嗅ぎつけたのだろう)。研修中の忙しいなか、他の人の世話をするような余裕などまったくなかったが、名前だけはその時、野口のアラムナイに入ったようである。しかし、野口が何なのか、何が目的なのか、どんな組織なのか、知る余裕もなかったし、正直余り興味もなかった。まったく、闇の中。私にとって得体の知れない、野口だった。


町淳二
ハワイ大学 外科教授
野口医学研究所 理事
そして死にもの狂いだった外科研修は終わり、1995年ハワイへ。研修医から一転して指導医へ。精神的にも生活も安定してきて、気がつくと学生さんや研修医と毎日、教育・研修の行きかう臨床の場の真っただ中。自分の研修中は帰ることもなかった日本、情報も入らなかった日本のこと、特に医学教育・卒後研修の日本の現状がハワイに来て耳に入り、世界のグローバルから見るとほど遠い実態が、遠くからも心配になった。そして、野口との再会(というより、実質上初めての参加)。日米の若い人たちと接するにつけ、"教育"の重要性を認識。振り返れば、自分も数多くの恵まれた指導者の恩恵で現在までやってきた。さらば、今後はその恩返しは、下の若い人たちに向けよう。臨床はまだまだ続けたいが、数年前まで自分のゴールであった研究から、今そして将来、自分のライフゴールは"教育"へ。その一つの場、ことに日米の教育交流の場として、野口の存在はカギ。若い人たちにとって、今もそして将来も野口の存在意義は大きい。その中で微力ながら役立てれば、それが自分の夢と合致しそう。将来の日本のより良い医療を担う若い彼・彼女を教育するという夢・希望が見えてきている。

2006年5月5日、ホノルルにて

 

 出版本のご紹介

     『より健康より良き受療へ、日本医療を明かす』

          本書は
               一般大衆、国民の皆様、患者家族の方が
            @ 日本の医学医療制度をよりよく理解できる。
            A より健康になる、又は健康を維持するにはどうすれば
              よいかを知ることができる。
            B 病気になる前に個人として何か病気予防を考えられる。
            C いざ自分や家族が病気になったときに役立つ知識を得
              られる。
            D 医療における患者としての権利と責務を理解する。

                      ことを目標としています。
 
         ハワイ大学外科     町淳二
                             群星沖縄研究センター 宮城征四郎