野口医学研究所
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NOGUCHI NEWS LETTER

Vol.5  2006.9
 
野口医学研究所の挑戦
 学生時代、後に財団の初代理事長となる浅倉稔生先生の知遇を得てから、数えれば44年の時日が過ぎました。最初に浅倉先生から野口医学研究所の設立について相談を受けたのが25年前で、1983年に創立された財団に直接関わることになってからは、今年で早や23年目を迎えようとしています。この間、様々な人たちとの邂逅と別離があり、苦い思い出もあって何度か辞めようと逡巡したこともありました。けれども、その度に私自身をモティベートしてきたものは、野口医学研究所が支援してきた医師、看護師を始めとする若い医療従事者たちの直向きな向学心でした。

浅野嘉久
野口医学研究所 理事長
 財団運営に携わる中で、今は故人となられた天野景康先生と尾島昭次先生に出会ったことは、私の人生にとって極めて重要な意味を持っています。天野先生からは、人間、何歳になっても目標と情熱を持って生きることの重大さを教わりました。尾島先生からは、医師を人間として完成させることが本当の医学教育であるという理念を、事ある毎に聞かされたものです。その天野先生は11年前、95歳で天寿を全うされ、尾島先生は今年、78歳のやや短い生涯を終えられました。本当に残念なことですが、お二人から教導されたことを胸に刻み付け、これからの財団運営に役立てたいと考えています。

 幸いなことに佐藤隆美先生、町淳二先生や津田武先生という逸材を始め、多くの若い指導者がピラミッドを形成するように集まり、毎年のシンポジウムや留学生選考試験が、外部からの高い評価を受けながら実施されていることに、深い安堵と新たなる意欲を覚えます。

 尾島先生の逝去を知ったときには心が挫けそうになりましたが、トーマスジェファーソン大学元副学長&医学部長ジョセフ・S・ゴネラ先生の深い友情に支えられ、若い指導者にバトンを渡すまでもう少し頑張らなければならないとの思いを新たにしている現在です。
 改めて、尾島昭次先生のご冥福を心よりお祈りいたします。