NOGUCHI NEWS LETTER
米国財団法人野口医学研究所ニュースレター 
■発行 米国財団法人 野口医学研究所 東京都港区虎ノ門1-20-7興武虎ノ門ビル5階
TEL 03-3501-0130  FAX 03-3580-2490
Vol.4  2002.6
理事長就任のご挨拶
米国財団法人 野口医学研究所 理事長
鶴田 曜三


拝啓 初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
2002年5月18日 フィラデルフィアで開催された米国財団法人野口医学研究所第15回定例理事会におきまして、理事長に選任されました。
1983年以来、営々と築き上げられた野口医学研究所の実績と名声を汚すことなく、さらに発展させる様努力する所存です。
野口医学研究所も設立後20年を経過するにあたり、今後の20年を見据えて日米医学交流のみならず日欧医学交流・日亜医学交流も推し進め、日本だけでなく世界の医療の発展に貢献できる組織に変わっていく時期に来ていると思われます。
基本的に財団は寄付行為で成り立っておりますが、現在の日本の経済状況等を鑑みて個人及び関連法人以外の法人からの寄付は到底望むべくもありません。
今後、医学交流という崇高な目的を達成するためには、理事・野口アラムナイ(現在・過去に野口医学研究所に関わり、支援を受けた医師・看護師・栄養士等)・関連企業が総力を結集する必要があります。
事業というものは、誰かの犠牲のもとに成り立つものではありません。永年にわたり存続させるためには、そのことを仕事とする優秀な集団が能力を充分発揮できるシステムを創りあげることが必要であると考えます。
一人でも多くの希望に燃える若き医師・歯科医師・看護師等を支援できる様全力を尽くすつもりでおりますが、皆様もどうか野口医学研究所を今後ともご支援下さる様お願いして就任の挨拶とさせていただきます。


野口医学研究所の理念の実現に向けて
米国財団法人 野口医学研究所医学交流担当常務理事
佐藤 降美


1983年に設立されて以来、野口医学研究所は国際的な医学交流の促進のために、いろいろな活動を続けてまいりました。その野口の歴史の中でも、2001年は最も厳しい一年でした。本来、一致団結すべき理事会、関連企業の関係者の一部が、財団の了解をとらずに勝手な行動を起こしたため、野口の支持者の方々に多大な混乱を与え、野口医学研究所や、その関連企業に対し、多大な損害を与えました。一方、このような混乱の中で、野口医学研究所のこれまでの活動を評価し、野口の将来を心から憂い、援助、支援の手を差し伸べていただいた方々も多くおられました。そのような支援者の方々にこの場を借りて深謝させていただきたいと思います。
野口医学研究所は、その設立主旨にありますように、国際的な医学、医療の交流を通じて、世界の医療の改善に貢献することを本来の目的にしております。現在、野口医学研究所の関連企業が行っている事業は、野口医学研究所のかかげる目的を達成するための基金を獲得するとともに、医療従事者と企業との連係を密にすることにより、事業そのものが、人々の健康増進に寄与することを目標としております。そのような関連企業が行ってきた事業から得られた資金をもとに、これまでハワイ大学やトーマスジェフアソン大学に多くの留学生を送り、野口医学研究所の社会的評価を築くことができたという事実は、ここであらためて認識される必要があるのではないかと思います。
野口医学研究所は、今、その原点に立ち返る時期を迎えていると思います。野口の将来を心から考えている方々が集まり、これまでの歩みを振り返り、また現状を分析する中から、将来に向けた建設的な意見を出し合い、野口医学研究所、そしてその関連企業を再建していく必要があると思います。この文章を読まれた方々から、一人でも多くの忌憚のない御意見をいただき、また、積極的な御支援をいただき、野口医学研究所が本来の社会的使命を果たせるように再生していければと考えています。これまで野口医学研究所の名前のもとに、海外に送った留学生のためにも、また、今後、野口医学研究所の名前を頼って連絡してこられる若い医師、医学生のためにも、皆様のさらなる御理解、御支援をいただければ幸いです。