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アラムナイ活動及び研修レポート

UHでの実習レポート

河野妙子


【はじめに】
今回のハワイ大学でのワークショップは一週間というとても短い期間でしたが、非常に有意義でした。今回気づいた点について一つ一つ述べていきたいと思います。

 

【臨床能力の高いハワイ大の学生】
同学年とは思えないぐらいしっかり勉強している日本人学生や、現地のハワイ大学の学生と交流できたことはとても楽しかった。ハワイ大学の学生に関しては、彼らの勉強の深さに驚かされた。Communication skill practiceの時、完全にSP(standarized patient)になりきることができ、そして、問診を取ることに関しても、スムーズに、聞きもらしなくできていて、本当にすごいと思った。実践的な教育がすでに十分に大学内で行われているので、訓練する機会もたくさんあるのかもしれないと思った。私の大学では、OSCEの試験前に少し練習を行っただけだったので、より重点的に問診をしっかりとる練習や、患者側になる機会が必要ではないかと思った。

 

【医療チームの一員として】
アメリカの3,4、年生が、日本の研修医1,2年と同等の能力を持つ、ということを聞いたが、そのように、日本で臨床力をつけることを研修医になるまで引き延ばすことに意味があるのか疑問である。Dr.Sakaiがおっしゃっていたが、アメリカでは、“学生は医療チームの一員”だそうである。日本ではBSLの学生はただの傍観者であることが多いようだ。医療チームの一員だからこそ、医師と同じように担当患者がいて、その患者に対して責任が発生し、積極性が求められる。医学生は、この患者さんが自分の責任とわかると、より深く学ぼうとし、懸命になる。そこに医師としての自覚が芽生える。しかし、日本のように、責任がなく、ただの傍観者であれば、完全に受動的で、やる気もなくなってしまうのではないか。
日本において、アメリカのように、病院実習で学生をチームの一員として扱うことが可能なのか考えると、これは難しいかもしれないと思う。なぜなら、教員の数が圧倒的に不足していると思う。アメリカはレジデントが学生一人一人についており、学生がわからないことがあればすぐに聞くことができるそうだ。日本では、日常の臨床の中で、担当の医師が逐一、学生の疑問にじっくり向き合う時間をとることは難しいのではないかと思う。今後、実習をやっていく上で、ハワイ大のようにはいかないかもしれないが、今回学んだことの一つ、問診を実際に取ることができないか、先生方に相談してみようと思う。

 

【問診について】
問診については、しっかり枠組みをとらえて、的確な質問の方法を学ぶことができた。午前中に方法論を学び、午後にはSPさんに実際にやってみることで、より分かりやすく、実践的でよかった。さらに、ビデオも撮ってくださり、後日皆でreviewを行った。自分自身の映像を見るのは初めてだったが、客観的に評価することができてとても興味深かった。また、友達からも良かった点、改善点について丁寧に教えてもらい、非常に勉強になった。さらに、友人の様子も見ることができて、良いところや気をつけるべきところを学ぶことができた。このようなディスカッションは私の大学では皆無だが、今後医師として、よりよい診察をしていくために、非常に役に立つことではないかと思った。

 

【simulation lab】
日本には、まだシュミレーション自体があまり広まっていないように見受けられる。今回は、simmanを使って、緊張性気胸や、急性心筋梗塞などを再現して、各グループがどのように動くべきか考えながら処置を行った。私の大学では、AEDに使う上半身だけの人形はあるが、simmanのように本格的な人形は用意していない。
頸静脈や、上腕動脈、頭骨動脈が触れるようになっていたり、薬剤投与のため、皮膚がスポンジで注射できるようになっていたり、実際の状況をイメージすることができたので、非常に勉強になった。アメリカでは、シュミレーションをすることで、実際の人に突然行うというようなことはせず、段階を踏んで学ぶことができるため、とても有意義だと思った。

 

【おわりに】
Dr.Sakai、Dr.Omori、Dr.Fon and Dr Machiまた、Prof. Obata and Prof.Sande-Kerbackこれらの先生方には大変お世話になりました。どうもありがとうございました。また、今回、野口医学研究所に提出するに当たり、Curriculum Vitae とPersonal statementを見てくださった、公衆衛生学教室の矢野栄二先生に大変感謝しています。本当にどうもありがとうございました。
今回のワークショップでは本当に多くのことを学ぶことができました。これから病院実習が始まりますが、今回のハワイ大学で学んだことを心にとめて、積極的に5年生の実習に臨めればと思います。

 

 

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