米国財団法人 野口医科学研究所

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TOP  財団設立20周年記念誌

寄稿
 野口医学研究所の設立20周年をお祝いして
                                順天堂大学医学部附属順天堂病院 ペインクリニック
                                  ファイザー製薬株式会社
                                  米国麻酔専門医
                                  富江 久

この度は、設立20周年おめでとうございます。これまで野口医学研究所を支えられてこられた関係の皆様に心よりお祝い申し上げます。
今回、記念誌に寄稿させていただく機会を頂きまして誠に有難うございます。

私の留学歴

私は、1992年7月にペンシルベニア州ピッツバーグでインターン生活を始め、ピッツバーグ大学およびニューヨーク州立大学ブルックリン校の麻酔科レジデントを経て、1996年7月にヒューストンのベイラー医科大学の関連病院でありますThe Methodist Hospital, Heart Centerで心臓・血管麻酔科フェローとして心臓、大血管手術の麻酔の経験を積み、1997年に米国麻酔専門医(Board)資格を取得しました。


野口医学研究所と関わり

卒後10年目の1990年頃のことでした。私は、静岡県立こども病院で麻酔科医として働いておりましたが、もっと幅広い臨床経験を積んで臨床医としての自信をつけたいと思っておりました。国内留学という方法もあると思いますが、海外で臨床経験を積んでみたいと思い、米国での臨床医学留学を目指す決意を固めました。まず、ECFMGの資格取得に向けた受験勉強に集中しました。1年半の集中した受験勉強で、ECFMG証明書をいただき、次の課題は、米国でのポジションを見つけることでした。留学に関する情報を収集するのに苦心している中、野口医学研究所の存在を初めて知りました。


私は野口英世に惹かれて医師を目指した経緯もありましたので、野口医学研究所が臨床留学を支援していることを知りまして大変嬉しく思いました。何よりも、留学を目指して頑張っている仲間がいるのだな、自分だけではないな、と分かりましたので勇気付けられました。米国のレジデント生活において、言葉以外にもさまざまな困難に遭遇しますが、野口アラムナイの仲間と連絡を取りあったり、会ったりしてお互いに励まし合ったりして、一つずつ困難を乗り越えることができました。異国での生活は、知人、仲間を多く持つことが大切です。野口医学研究所で働かれているいろんな方と接しまして本当に勇気付けられました。1997年、フィラデルフィアにおきまして野口医学研究所の皆様に、米国専門医試験(筆記試験および口頭試問)合格の報告ができましたことが、今でも楽しい思い出の一つとなっております。


今後の野口研究所に望むもの
国際医学交流の活動を軸に、留学希望者が頼れる機関として、ますます発展されることを望んでおります。
また、医療従事者のみならず、日本の医学・医療をよくしたいと願う多くの患者さん、その他の方々からも注目される存在になっていかれることを望んでおります。